離れ乳とは?
離れ乳、あまり聞きなれない乳ですが実は意外と多いのがこの離れ乳なのです。
そもそもバストは綺麗に見えるラインがあって鎖骨中心と左右バストのトップを結んで正三角形に見える状態をゴールデントライアングルと呼びます。このトライアングルが崩れていると離れ乳である可能性が高いのです。
具体的には、バストが重力に負けていたりハリがなくバスト全体がたるんでいる状態だったり。正面からバストを見た時に正三角形ではない時は離れ乳かも!と疑いましょう。
バストのほとんどは脂肪で出来ているため多少は仕方ない部分もありますが離れ乳は予防することが出来ます。
離れ乳となる原因
1 遺伝
バストが崩れて見えてしまう離れ乳。この離れ乳になってしまう原因の1つに“遺伝”があります。
生まれつきの骨格でバストの形というのは決まってしまうのです。
というのも、女性の骨格は筒形と薄型楕円形の大きく分けて2つのタイプがあります。
筒形の方は身体に厚みがあって正面から見た場合と横から見た時にあまり骨格に差がないタイプ。
一方薄型楕円形は正面から見るとそうでもないけど横から見た時に薄く見える骨格で痩せている人に多いタイプとなります。
そして筒形の人は全体的に丸いのでバストが外を向きやすいため離れ乳になりにくく、薄型楕円形はバストが正面を向いている事が多いので離れ乳になりやすいのです。
日本人は筒形タイプが多いと言われているので、離れ乳になりにくい特徴があります。
自分の骨格をしっかりとチェックしておくことによって離れ乳ケアが出来ます。
2 生活習慣
生活習慣というのはバストにも影響してきます。
まず、ホルモンバランスが乱れると乳腺が上手く発達できません。
乳腺が発達しないと、本来ならば付くはずだった脂肪はバストにつかずにバスト自体がしぼんでしまうのです。
こうなってしまうとバストは垂れてしまい最終的にはバストに付く予定の脂肪は左右へと流れてしまい離れ乳の原因にもつながってしまうのです。
さらに、生活習慣が乱れてホルモンバランスが崩れてしまうとコラーゲンも減り、クーパー靭帯(バストを支える超重要な靭帯!)も弱り、どんどん離れ乳になってしまうのです。
生活習慣で忘れてはいけないのは、ブラジャーです。
ノーブラの時間が多い方はとくに危険で、ノーブラはバストを傷めてしまう原因に。バストを締め付けたくないという場合でもノンワイヤーのブラジャーを付けるなどバストの形をきちんと整える事を意識しましょう。
女性はホルモンバランスが乱れてしまうと良い事がないので、生活習慣が乱れている方は是非この機会にバストと共に生活習慣み見直してみてはいかがでしょうか。
3 間違ったブラジャー選び
次に“ブラジャー選び”ですが、皆さん日中着用しているブラジャーはきちんとしたサイズのものですか?
というのも、“大体このサイズでしょう”“私はいつもこのサイズだし”という理由でブラジャーを選んでいる方が多いようです。実際私もそうでした・・・。でもいざサイズを測ってみると全く違うサイズだったりするのです。
間違ったサイズを着用していると、バストの揺れや脂肪の重みを支えたり受け止められずにクーパー靭帯を傷つけてしまうということも。
間違ったサイズの目安があるので参考にしてみてください。
- カラダにブラジャーが食い込んできつかったり、苦しく感じる時がある
- ストラップがズレやすい
- アンダーに浮きが出てくる
- カップ部分を押すとフィット感があまりしない上にカップ部分が変形しやすい
- そもそも長期間バストのサイズを計測していない
こういった特徴がある場合、間違ったサイズを着用している可能性が高いのでもう一度バストをきちんと計測し、自分に合ったサイズのブラジャーを選んでみましょう。
4 姿勢
あまり関係ないように思える“姿勢”ですが、実はこれもダイレクトに影響するんです。
普段から猫背になっている方、注意が必要です!
猫背はバストの筋肉を緩めてしまいます。この筋肉が緩んでしまうとあまり使われず、バストが垂れやすくなってしまうのです。
また、反り腰になる方も注意で、この反り腰という姿勢は鎖骨からバストまでの角度が急こう配になります。そうなると肋骨部分が開きやすく、バストも“ハ”の字のように開きやすくなって結果として離れ乳を招きます。
猫背・反り腰はバストを乱しやすいので普段の姿勢もきちんと意識するようにしましょう。
反り腰って、うつ伏せ寝している方もなりやすいのでうつ伏せ寝がクセになっている方も注意です!
5 筋肉の衰え
バストを支えている筋肉は大きくわけて2つ。
“大胸筋”と“小胸筋”です。姿勢が乱れると使われなくなりがちな筋肉がこの大胸筋と小胸筋なのです。
主な役割として、大胸筋はバスト全体を支えているとても重要な大きな筋肉で、大胸筋が衰えてしまうと離れ乳になりやすくなってしまいます。逆に大胸筋をしっかり鍛えるとバストは上向きになります。
小胸筋はバストを内側へと引っ張ってくれる筋肉です。小胸筋は左右のバストを真ん中に寄せてバスト周りにある筋肉を支える役割も持っています。
バストはほとんど脂肪で出来ているのですが、大胸筋と小胸筋を鍛える事によって離れ乳や垂れ乳予防が出来るのです。バストの土台になる筋肉。是非しっかりと鍛えてみましょう。
離れ乳 対策
1 生活習慣を改善
離れ乳になってしまう原因にあった“生活習慣”。
生活習慣が乱れてしまうとホルモンバランスも乱れ、バストにも多大な影響を与える事になってしまいます。
生活習慣を改善することはバスト改善にもつながるので是非この機会に乱れまくった生活習慣を見直していきましょう!
☆ノーブラはNG!☆
ノンワイヤーでも良いのでバストの形はしっかりとキープできるようにブラジャーは常に着用しているようにします。
出産前後は女性ホルモンが乱れやすいのでとくに離れ乳を引き起こしやすくなってしまいます。締め付けの少ないブラジャーも多く市販されているので是非試してみてください。
☆冷え対策はバスト対策にもつながる☆
身体を冷やさない事も大事です。お風呂はバストも温まるのでオススメ!乳腺を刺激する適温というものがあって、それが42度以下だそうです。
お風呂は42度以下でじんわりと汗をかく程度に入浴しましょう。冷たい飲み物やアルコール、コーヒーなどは身体を冷やしやすくなるのであまり飲まないようにしましょう。
☆十分な睡眠を!☆
バストアップに欠かせない女性ホルモンは睡眠時に多く分泌されています。休息をしっかりと摂る事によってバストは成長します。
質の高い睡眠を摂って女性ホルモンをしっかりと分泌させましょう。カラダがリラックスしている状態だと分泌促進されるので睡眠を妨げないように工夫することも大切です。
2 正しいブラジャー選び
正しいブラジャーは、ブラジャーを着用してカラダを左右にひねったり両手を上下に動かした時にブラジャーはズレたりしません。
ここでズレてしまうようならそれは正しいサイズではないという事になります。
トップとアンダーを正しく測り、きちんとしたサイズのブラジャーを選びましょう。
☆トップの測り方☆
トップはバストの一番高い部分。バストをしっかり持ち上げて測る事が大切です。
ただ、バストが大きい方・下がり気味の方は現在持っているブラジャーの中で一番付け心地の良いものを着用し、トップを測ります。(着用することでバストがきちんと持ち上がった状態になります)。
☆アンダーの測り方☆
バストのアンダーはバストのふくらみのすぐ下です。鏡で映した時、横から見てメジャーがきちんと水平であることを確認して測ります。
また、アンダーバストの“範囲”はそれぞれ異なるのでこれもきちんと把握しておく必要があります。
アンダーが62.5㎝~67.5㎝=アンダーサイズ65、67.5㎝~72.5㎝=70㎝、72.5㎝~77.5㎝=75㎝、77.5㎝~82.5㎝=80㎝となります。
☆正しいカップサイズ☆
先ほど測ったトップとアンダーの差が自分のカップサイズになります。
トップサイズ-アンダーバストサイズ=カップサイズ
ということになりますね!
サイズをチェックした時、例えばB70の場合、A75とカップを下げたりC65 のようにアンダーを下げてカップサイズを上げる事も可能です。
ブラジャーのデザインやバストの形によってフィット感に差が出てくることもあるのでそういう時はトップとアンダーを上げたり下げたり上手く調整してみましょう。
3 姿勢を整える
猫背、反り腰はバストの形やバストそのものを崩してしまう原因になります。これは大胸筋や小胸筋が衰えてしまう事で引きおこるのです。
立ち仕事が多い方、デスクワークが中心という方でも“姿勢”は意識しましょう!
☆立っている時・・・カラダがまっすぐに一直線上にあるように意識すると良いですね!ここで姿勢が悪い時は頭の重さが首に来るので肩こりの原因になってしまうことも。
☆座っている時・・・パソコンのモニターが目線にまっすぐに来るように位置を調整しておきます。こうすることによって下を向いてしまうのを防げるので自然と姿勢が良くなります。ただ、脚を組んだり左右に傾く癖がある場合は直しましょう。まっすぐに座るように意識ます。
4 筋トレ
4-1 前鋸筋をほぐすストレッチ
前鋸筋(ぜんきょうきん)と呼ばれる筋肉はバスト横にあるのこぎりのような見た目の筋肉です。これ、背中にある広背筋と関係しているのですが前鋸筋が固まるとバストが横に引っ張られて離れ乳になってしまうのです。
この前鋸筋をほぐすストレッチは、血行が良くなり筋肉をほぐしやすいお風呂上りがベストタイミングです!
①ボールを用意し、ボールの上に横向きになって脇の下にボールが来るようにセットします。
②そのまま自分の体重をボールに乗せてゴロゴロとほぐすイメージでカラダを上下に動かします。
③片方1~2分を目安に、両脇1セット。
ただ、伸ばした時に痛みを感じる時は前鋸筋が緊張して固まっているのでこういう場合は無理をしないで少しずつほぐしましょう。
注意したいのが、すごく痛い場合や息が詰まりそうな痛みを感じる時は筋肉の痛みではなく他の部位や他の原因の可能性が高いので専門の医師に相談する事をオススメします。
4-2 広背筋をほぐすストレッチ
前鋸筋のお話でもチラっと出てきた広背筋(こうはいきん)。背中にある筋肉で逆三角形をしています。
広背筋をほぐすストレッチも簡単なのでサクっと試していきましょう。
まずは肩甲骨の周りから始めるのですが、この肩甲骨を最初にほぐしていくと広背筋を伸ばしてほぐしやしくなるのです。ですので、最初は広背筋というより肩甲骨を意識すると効率アップです。
①背骨を意識して肩甲骨を回すように前に5回。
②①と同じようにして今度は後ろに5回。前→後ろを1セットとして3セット繰り返します。
③広背筋ストレッチはまず両手を真上に伸ばして左手首を持って右側にカラダを倒します。この時、気持ち良いところまで伸ばして背中を伸ばすように意識ます。
④反対側も同じように繰り返します。今度は右手首を持って左側にカラダを倒します。
⑤左右1セットとして3セット繰り返します。
こちらも無理に引っ張ったり伸ばしたりすると筋肉を傷めてしまう恐れがあるので、こちらも無理のない程度に少しずつ行いましょう。
4-3 腕立てで大胸筋を鍛える
筋トレの中でもとくにメジャーなこの腕立て伏せ。簡単に見えて実は結構きついんですよね。
キツイ!続かない!もうやだ!!!
という方にオススメなのが、膝を地面につけた腕立て伏せです。
もちろん、膝を上げてするより効率は下がってしまうのですが膝を付ける事によって誰でも続けられるのでオススメな方法です。
①膝を地面につけて、腕を肩幅より気持ち開いた状態にして床につく。
②目線は顔から少し先を見るようにして、肘を曲げながらゆっくりとカラダを倒すし、床につかない程度にまで下げたらそのままの状態を1秒キープし、その後地面を押し上げるイメージで元に戻します。
③20回ほど続けます。
ここでポイントなのが下を向かないで顔は前を向いている状態。背中をそらしすぎたり、お尻を浮かせないようにしましょう。
腕立て伏せに慣れてきたら今度は膝をつかない状態の腕立て伏せをしてみましょう。こちらも無理のない程度に続けます。
5 離れ乳対策をやってみた結果
離れ乳対策、って本当に色々あるのでどれが一番効果的か迷ってしまいますよね。離れ乳対策、って面倒くさそうなイメージしかなかったのですが実はそんな事はなくどれも簡単!!
しかも1セットが短いのでちょっとした合間を縫って出来るものが多いのも魅力だと感じました。
実はこれを始める前までは「要は、日中は自分のサイズに合うブラジャーをして夜は夜でナイトブラを着けていればOKでしょ?」ととても単純に考えていたわけなのです。
実際、ナイトブラの広告って“着けて寝るだけでバストアップ”といったキャッチコピーが多いような気がしますし、本当に着用して寝るだけでバストアップなんていうのはあり得ないんですよね。ナイトブラにはバストアップの効果はないからです。
そこで、離れ乳はやっぱり筋トレや筋肉を意識したトレーニングが重要であることに気づいたわけです。
以前なら意識することなかった筋肉ですが、今では「おっ、この体勢筋肉に効いてるんじゃない??」とムダに筋肉を意識するようになりました(笑)因みにですが、大体そういう時は筋トレの体勢ではなく高い場所にしまってある土鍋を取ろうとしたり、後ろに置いてあるティッシュを取ろうとした時などです(笑)
で!!
筋トレやストレッチを始めて2日目で腕が重く感じたのでこれが筋肉痛なんだと思います。初日の夜は腕やカラダ全体に変化はなかったのに、2日目で腕が重く感じるのは年齢のせいでしょうか?(笑)
筋肉痛ということは、やっぱり筋肉が使われているということですよね!!!
バストアップ、にはまだまだ程遠いのですがそれでも大胸筋や小胸筋、前鋸筋、広背筋を鍛える事によって得られるメリットが多いので今後も続けていこうと思います。
腕立てよりも、カラダを伸ばす~~広背筋ストレッチの方が好きです、カラダが伸びる感じが気持ちよくて(笑)
ナイトブラと併用してどの程度バストに変化があるのか今後もしっかり見守っていきたいですよね!とにかく飽きっぽい性格なので続けられるか不安ですが、筋肉を使っているというか伸ばしている時はやっぱり気持ちいいし、普段机に座って作業をすることが多い分(編み物が趣味なんです)、知っていると思いだした時に試せるのでとてもお手軽です。
そしてバストアップ(というか、これ以上バストを減らさないようにする)にはやっぱり規則正しい生活や姿勢が欠かせないのもなんとなくわかりました。何もしないで美乳をゲットできるなら私はもうとっくに美乳の持ち主ですよね!?(笑)
何もしないでいて綺麗なバストは得られないので、美乳が欲しいと思ったらやっぱりそれなりに行動しなければなりません!というのも、離れ乳対策をして初めて気づかされたわけです。
離れ乳対策を始めれば、美乳はゲットできるかも!でもやらなかったら一生美乳はゲットできない!やった方がお得ですよねー!
離れ乳の原因と対策 筋トレは本当に効果あるのか? まとめ
離れ乳対策をざっくりとまとめました。
- 生活習慣の改善
- 姿勢の改善
- 大胸筋・小胸筋・前鋸筋・広背筋のストレッチ&筋トレ
- 正しいブラジャー選び
となります。
ナイトブラも重要で、これはメーカーによって呼び方や構造は異なるものの本質は一緒なので自分に合うというよりも付け心地の良いものを選んでおくと良いかもしれませんね。
ブラジャーのサイズはトップとアンダーをしっかり正確に測る事によって初めてわかるので“いつもこのサイズで買っているからこのサイズで大丈夫でしょう”は大丈夫ではないので注意しましょう!
ストレッチや筋トレは無理のない程度に行う事と、無理のない程度にやりつつも続ける事が重要です。
はじめはセット数が少なくてもだんだん増やせるようにコツコツ続けていく事も大事です。・・・面倒臭がりの私でも今では寝る前にストレッチを行っているので、これが夜のルーティーンになりつつあるようです(笑)
姿勢ですがこちらも下を向いている(というか本来の位置)モニターを目線の高さに合わせたらかなりラクになりました。もっと早くに設定すればよかった・・・!!
デスクワークをしている人、机で作業をする人、是非姿勢も意識してみてください。とくにモニターは位置を変えるだけで何時間でも作業できるかも!というくらいラクになりましたよ!
色々試して続けてみた感想ですが、これは本当に効果がありそうです!というのも、以前に比べると少しハリが出てきたように見えるのです。スルスルスットーン、が、スットーン!という程度ですが(泣)。
またナイトブラも付けて寝ている時はワイヤーが当たったりすることもないので快適です。
綺麗なゴールデントライアングルまでまだまだ遠いのですが、ハリが出てくるとやっぱり嬉しいものです!!
もう少しはっきりと効果が出てくるまで暫く続けてみようと思います!